徒然草第二集

(第50段〜第99段)

全体目次

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兼好関係歴史年表



読み下し文付き

 

第49段 老来りて、始めて道を行ぜんと待つことなかれ。

第50段 応長の比、伊勢国より、女の鬼に成りたるを 、

第51段 亀山殿の御池に大井川の水をまかせられんとて、

 第52段 仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、

第53段 これも仁和寺の法師、童の法師にならんとする名残とて 、

第54段 御室にいみじき児のありけるを、 

第55段 家の作りやうは、夏をむねとすべし。

第56段 久しく隔りて逢ひたる人の、

第57段 人の語り出でたる歌物語の、

第58段 道心あらば、住む所にしもよらじ。

第59段 大事を思ひ立たん人は、去り難く、

第60段 真乗院に、盛親僧都とて、やんごとなき智者ありけり。

第61段 御産の時、甑落す事は、定まれる事にあらず。 

第62段 延政門院、いときなくおはしましける時、

第63段 後七日の阿闍梨、武者を集むる事、

第64段 車の五緒は、必ず人によらず、

第65段 この比の冠は、昔よりははるかに高くなりたるなり。

第66段  岡本関白殿、盛りなる紅梅の枝に、

第67段 賀茂の岩本・橋本は、業平・実方なり。

第68段 筑紫に、なにがしの押領使などいふやうなる者のありけるが、 

第69段 書写の上人は、法華読誦の功積りて、

第70段 元応の清暑堂の御遊に、玄上は失せにし比、

第71段 名を聞くより、やがて、面影は推し測らるゝ心地するを、

第72段 賤しげなる物、居たるあたりに調度の多き。

第73段 世に語り伝ふる事、まことはあいなきにや、

第74段 蟻の如くに集まりて、東西に急ぎ、

第75段 つれづれわぶる人は、いかなる心ならん。 

第76段 世の覚え花やかなるあたりに、

第77段 世中に、その比、人のもてあつかひぐさに言ひ合へる事

第78段 今様の事どもの珍しきを、言ひ広め、

第79段  何事も入りたゝぬさましたるぞよき。

第80段 人ごとに、我が身にうとき事をのみぞ好める。

第81段 屏風・障子などの、絵も文字もかたくななる筆様して書きたるが、

第82段 「羅の表紙は、疾く損ずるがわびしき」と人の言ひしに、 

第83段 竹林院入道左大臣殿、太政大臣に上り給はんに、

第84段 法顕三蔵の、天竺に渡りて、

第85段 人の心すなほならねば、偽りなきにしもあらず。

第86段 惟継中納言は、風月の才に富める人なり。

第87段 下部に酒飲まする事は、心すべきことなり。

第88段 或者、小野道風の書ける和漢朗詠集とて持ちたりけるを、

第89段 奥山に、猫またといふものありて、人を食ふなる 

第90段 大納言法印の召使ひし乙鶴丸

第91段 赤舌日といふ事、陰陽道には沙汰なき事なり。 

第92段 或人、弓射る事を習ふに、

第93段 牛を売る者あり。

第94段 常磐井相国、出仕し給ひけるに、

第95段 箱のくりかたに緒を付くる事、

第96段 めなもみといふ草あり。 

第97段 その物に付きて、その物をつひやし損ふ物、

第98段 尊きひじりの言ひ置きける事を書き付けて、

第99段 堀川相国は、美男のたのしき人にて、

第100段 久我相国は、殿上にて水を召しけるに、


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