芭蕉db

川井乙州

かわい おとくに

(〜享保5年(1720)1月3日、享年64歳)

Who'sWho/年表basho


 大津蕉門の重鎮、川井又七。大津藩伝馬役。芭蕉とは、『奥の細道』旅中金沢で邂逅し入門した。乙州もまた役目柄旅を住み処とする生活であった。『ひさご』の連衆の一人。
 芭蕉の名句「梅若菜丸子の宿のとろろ汁は、乙州が江戸に公務で出発する時に詠んだ餞の吟。芭蕉晩期に提唱する「軽み」をよく理解していた門人の一人。また、職業柄、蕉風普及にも貢献した。『笈の小文』は、芭蕉の死後乙州が編纂して成ったものである。
 芭蕉の身辺を生活面で配慮してくれた
智月尼は乙州の姉であるが、家業運送業を受け継ぐために養嗣子となったため母である。

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  1. 又七宛  (元禄3年4月21日)

  2. 乙州宛書簡   (元禄3年5月頃)

  3. 乙州宛書簡(元禄3年6月25日)

  4. 乙州宛書簡  (元禄7年4月7日)


乙州の代表作