芭蕉db

長虹

(ちょうこう)

(生年不詳)

年表Who'sWho/basho


 名古屋城北(名古屋市東区杉村町西杉)、杉の薬師堂住職(現解脱寺)。芭蕉が『笈の小文』を終え、『更科紀行』に旅立つ間名古屋に滞在した貞亨5年7月20日、ここで歌仙興行。「粟稗にとぼしくもあらず草の庵」などを詠んだ。

長虹の代表作

はつ花に誰が傘ぞいまいまし (『あら野』)

どこまでも見とをす月の野中哉 (『あら野』)

見おぼえむこや新玉の年の海 (『あら野』)

菜の花や杉菜の土手のあいあいに (『あら野』)

燕の巣を覗行すゞめかな (『あら野』)

竹の子に行燈さげてまはりけり (『あら野』)

名はへちまゆふがほに似て哀也 (『あら野』)

はらはらとしみずに松の古葉哉 (『あら野』)

夜をこめて雪舟に乗たるよめり哉 (『あら野』)

うつくしく人にみらるゝ荊哉 (『あら野』)

蚊屋出て寐がほまたみる別かな (『あら野』)

宵闇の稲妻消すや月の顔 (『あら野』)

こま鳥の音ぞ似合しき白銀屋 (『續猿蓑』)