芭蕉db

安原貞室

やすはら ていしつ

(1610-寛文13年(1673)2月7日、享年64歳)

Who'sWho/年表basho


 江戸前期の俳人。名は正章(まさあきら)。号は一嚢軒・腐俳子など。京都の人で紙商。松永貞徳の高弟。松江重頼との論争は有名。貞徳没後はその俳統の相続者のように振舞った。編著「玉海集」・「正章千句」・「かたこと」など。
 芭蕉の師の北村季吟は貞室の門弟から貞徳の門に入った。

安原貞室の代表作(芭蕉関連のみ)

これはこれはとばかり花の芳野山 (『あら野』)

我等式が宿にも来るや今朝の春 (『あら野』)

おもしろうさうしさばくる鵜縄哉 (『あら野』)

いざのぼれ嵯峨の鮎食ひに都鳥 (『あら野』)