芭蕉db

蝉吟

せんぎん

(寛永19年(1642)〜寛文2年(1666))

年表Who'sWho/basho

 芭蕉の元主君藤堂新七郎家当主良精の第3子主計良忠<かずえよしただ>。京都の北村季吟に俳諧を学び、蝉吟はその俳号。俳諧に熱心な文化人。芭蕉にとってはよき先輩でもあり、理解者でもあった。
 寛文6年、25歳の若さで急逝。 良忠の兄弟男子は5人以上いたことが知られているが、すべて早逝している。病弱の家系であったか? 良忠の弟良重が家督を継ぐことになったが、これも早逝し、結局良忠の子・探丸が後継している。
 蝉吟の死によって芭蕉は伊賀上野を離れることになったから、蝉吟の死は彼にとって人生の重大転機になったのである。

蝉吟の代表作