りとう
(生年不祥)
Who'sWho/年表/basho
膳所の人。『花摘』に入集している。芭蕉宛書簡一通が残る。
粘になる肴も夜の暑かな
立ざまや蚊屋もはづさぬ旅の宿 (『猿蓑』)
世の中や年貢畠のけしの花 (『猿蓑』)
おもふ事紙張にかけと送りけり (『猿蓑』)
松陰や生船揚に江の月見 (『炭俵』)
魚店や莚うち上て冬の月 (『炭俵』)
粘になる蚫も夜のあつさかな (『續猿蓑』)
門砂やまきてしはすの洗ひ髪 (『續猿蓑』)