芭蕉db

向井魯町

むかい ろちょう

(〜享保12年(1727)2月9日)

Who'sWho/年表basho


 肥前長崎の人。元端・去来の弟で牡年千子の兄。通称は小源太。儒学者で長崎聖堂の大学頭。江戸幕府長崎奉行所の書物改役。『有磯海』・『猿蓑』・『己が光』などに入句。 去来との兄弟愛は去来の作品にも表れている。


魯町の代表作

二三番鶏は鳴どもあつさ哉  (『炭俵』)

一夏入る山さばかりや旅ねずき  (『炭俵』)

山の端をちから貌なり春の月  (『續猿蓑』)