徒然草(上)

第4段 後の世の事、心に忘れず、


 後の世の事*、心に忘れず、仏の道うとからぬ、心にくし*

後の世の事あの世、来世のこと 。
仏の道うとからぬ、心にくし :仏道に無知でないのは、実に良いことだ。


来世のことをちゃんと考えていて、それゆえに仏道をよく知っていることは素晴らしい。  


 のちのよのこと、こころにわすれず、ほとけのみちうとからぬ、こころにくし。