芭蕉DB

野ざらし紀行

(後醍醐陵)


 山を昇り坂を下るに、秋の日既斜になれば、名ある所どころみ残して*、先後醍醐帝*の御廟*を拝む。

御廟年經て忍は何をしのぶ草

ごびょうとしへて しのぶはなにを しのぶぐさ)


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表紙 年表


御廟年經て忍は何をしのぶ草

 通俗的であまり良い句とはいえない。芭蕉が特に南朝にシンパシーを持っていたというようなことはない。悲運の後醍醐帝という通俗的感情以上のものではなさそうだ。

 


如意輪寺境内の句碑(森田武さん撮影)

 


後醍醐天皇陵(同上)