芭蕉db

支考宛書簡

(元禄7年閏5月23日 芭蕉51歳)

書簡集年表Who'sWho/basho


 二種被芳情、旅店之一徳、珎重不浅賞翫申候*。今日去来きせるの掃除*、去来一世之初たる故、きせるの掃除、壬(閏)五月と季を定て、折節に貴僧初音信*、是亦壬(閏)五月の季を定候間、向後左様に御覚可成候*。晩方御入来所仰候*
    廿三日                              はせを
され(ば)与風此間存知出し候には、去歳武府脚半わすれ候*。脚半之方に而季を定可申候也。

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 京都嵯峨の落柿舎から下京に住む支考に宛てた書簡。現存する支考宛の唯一の芭蕉書簡である。支考からの手紙と贈り物に対する謝辞と駄洒落で親しさを表している。支考と芭蕉の間の気の置けない師弟関係が見えてほほえましい。