芭蕉db

怒誰宛書簡

(元禄5年12月8日 芭蕉49歳)

書簡集年表Who'sWho/basho


   〆
   怒誰雅丈                      芭蕉
        御報
御芳墨、殊杉原一束歳暮嘉義(儀)賢慮、辱奉存候*。一昨日早々、乍御残多談話春に残候も可珍重候哉*。田西へ御手紙被遣候*、江戸の市へ梅花をもとめに遣し候間、便に貴報可申上*。早春可御意候条、及早筆候*。 頓首
    季冬廿八

 深川芭蕉庵から江戸在勤中の膳所藩士怒誰に宛てた書簡。御歳暮として杉原紙を贈呈されたことに対する謝辞。