芭蕉db

梅柳さぞ若衆かな女かな

(木因宛真蹟書簡)

(うめやなぎ さぞわかしゅうかな おんなかな)

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 天和2年、芭蕉39歳の作。この年10句が記録されている。

梅柳さぞ若衆かな女かな

 梅の花の匂い立つ気品の高さは美少年のようであり、また柳の艶かしさはまさしく女性のようである。梅と柳を表現しながら迫ってこない空疎な作。