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芭蕉db
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閏五月二十二日、落柿舎乱吟
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(市の庵)
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(やなぎごり かたにはすずし はつまくわ)
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元禄7年閏5月22日。京都嵯峨の落柿舎にて。この日洒堂が落柿舎を訪ねている。早速句会になったものであろうが、「乱吟」とあるから、歌仙の形式にとらわれずに句の浮かんだ人ごとに順序を整えずに句を発表したのであろう。
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柳行李片荷は涼し初真桑
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真桑瓜は、芭蕉の大好物であるから、他人が背負っている情景ではなく、この日大坂から参じた洒堂の土産が真桑瓜だったのではないか? 洒堂は、柳行李を片荷に、もう片方に京の町で買ってきた真桑を背負ってきたのであろう。