芭蕉db
上野の春興
花に酔へり羽織着て刀さす女
(続深川集)
(はなによえり はおりきてかたな さすおんな)
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天和元年(38歳)頃から天和4年(40歳)頃までの間。
なお、この時期の制作年次不明のものとして、
7句
がある。
花に酔へり羽織着て刀さす女
爛漫たる桜の花に酔ったのか、女が羽織を着て刀まで刺して花見をしている。仮装の女でもあるか?この時代、女性が羽織を着ることは未だない。まして刀を差すことは全くなかった。