句集へ 年表へ Who'sWhoへ
早苗を見るにつけても江戸をたってからの日数の多さが日焼けとともに偲ばれる、というのであるが、「色黒き」にはもう少し意味がある。能因法師は上記の歌を京の都のコタツ?の中で詠んだ。そこでいかにも白河の関まで行ったように見せかけるために、陽に当って肌を黒くした、という伝説がある。一句はこれを引用したのである。
福島県白河市旭町「宗祇もどし」の句碑。牛久市森田武さん提供。