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芭蕉db
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(泊船集)
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(ならななえ しちどうがらん やえざくら)
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貞亨元年(41歳頃)頃から死の元禄7年(51歳)までの間。作句の動機不明。ただし、芭蕉の句であるか真偽が疑われている句。
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なお、この時期の制作年次不明のものとして、58句がある。
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奈良七重七堂伽藍八重ざくら
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「いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほいぬるかな」(伊勢大輔)をふまえたか?。実に軽快な音楽的句。全部名詞で固めた珍しさが特徴。
奈良の都は、西暦710年~784年間の約70年間、天皇7代(元明・元正・聖武・孝謙・淳仁・称徳・光仁)続いた後、遷都された。七重の意味70年7代を指す。
七堂は、金堂・講堂などを指すが必ずしも固定された概念ではなく完備された堂宇の意という。ただし、奈良の諸宗では、金堂・講堂・塔・鐘楼・経蔵・食堂(または中門)・僧坊を指したという。
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奈良若草山にある句碑(牛久市森田武さん撮影)
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