芭蕉db

旅烏古巣は梅になりにけり

(蕉翁全伝)

(たびがらす ふるすはうめに なりにけり)

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 貞亨2年、43歳。画讃とする説有り。梅に烏の掛け軸でもあったか。

旅烏古巣は梅になりにけり

 『野ざらし紀行』の途次、「旅烏」の芭蕉は故郷伊賀上野で久々に心休まる正月を迎えた。その故郷の新春は梅の香の懐かしい匂いにつつまれている。