芭蕉db

初雪や水仙の葉のたわむまで

(あつめ句)

(はつゆきや すいせんのはの たわむまで)

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 貞亨3年12月8日、43歳。「初雪や幸ひ庵にまかりある」と同日の作と思われる。

初雪や水仙の葉のたわむまで

芭蕉庵にいた今日、待ちに待った初雪が降ってきた。その雪の重みに耐えかねて水仙の葉が折れ曲がっている。芭蕉中期のみずみずしい秀句。