芭蕉db

夜着は重し呉天に雪を見るあらん

(真蹟短冊)

(よぎはおもし ごてんにゆきを みるあらん)

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 天和2年、芭蕉39歳の作。この年10句が記録されている。漢詩「笠重呉天雪 鞋香楚地花<かさはおもしごてんのゆき くつはかんばしそちのはな>」からのパロディー化。

夜着は重し呉天に雪を見るあらん

夜着が急に重くなった。「笠重呉天雪」じゃないが、おそらくどこかで雪が降っているのであろう。