芭蕉db

万乎

まんこ

(〜享保9年(1724)8月15日)

Who'sWho/年表basho


 伊賀蕉門の一人。伊賀上野の豪商大坂屋次郎大夫。 米と金銀の交換を業とした金融業者。倉庫業も営む。「猿蓑」・「有磯海」・「笈日記」に作品が収められている。元禄4年3月23日、自邸に芭蕉を招待し、その折に入門。


 

email02.gif (1023 バイト)

 

万乎宛書簡(元禄7年8月1日)

 


万乎の代表作

田の畝の豆つたひ行螢かな  (『猿蓑』 『去来抄』)

煤拂せうじをはくは手代かな  (『炭俵』)

あたらしき翠簾まだ寒し梅花  (『續猿蓑』)

小米花奈良のはづれや鍛冶が家  (『續猿蓑』)

李盛る見世のほこりの暑哉  (『續猿蓑』)

枯のぼる葉は物うしや鶏頭花  (『續猿蓑』)

更る夜や稲こく家の笑聲  (『續猿蓑』)

大年や親子たはらの指荷ひ  (『續猿蓑』)