本集の成立時期 貞享元年(1684年)、芭蕉はいわゆる『野ざらし紀行』の旅に出た。その途中名古屋の門人たちと歌仙五巻を興行した.その成果が『冬の日』である。 はじめの三歌仙は、野水・荷兮・重五・杜国・正平に芭蕉であるが、後の二歌仙では正平にかわって羽笠が入っている。 これらの歌仙が巻かれた時期は、貞享元年10月頃と思われる。その時期にちなんで題名が『冬の日』となったものである。
編者 本集の編者は不明であるが、荷兮ではないかと言われている。
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