芭蕉db

嵯峨日記

(5月2日)


二日

曾良*来 リてよし野ゝ花を尋て、熊野に詣侍るよし。武江*旧友・門人の はな(し)、彼是取まぜて談ズ。

くま路や分つゝ入ば夏の海  曾良

(くまのじやわけつついればなつのうみ)

大峯やよしの(ゝ)奥を花の果

(おおみねやよしののおくをはなのはて)

夕陽*にかゝりて、大井川に舟をうかべて、嵐山にそふて戸難瀬*をのぼる。雨降り出て、暮 ニ及て歸る。


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大堰川と嵐山