芭蕉db

木示(桐葉)宛書簡

(天和?年5月3日 芭蕉39?40歳)

書簡集年表Who'sWho/basho


芳墨預示、辱致拝見*。俳諧御修業之旨感心仕候。則御巻遂一覧、汚墨進之候*。野夫病気引込候而*、点作止申候へ共、遠方被指下候故、任仰候*。猶御修業御尤之事に被存候。以上
   五月三日                      桃青
木示雅丈

 熱田の門人桐葉から連句の評点を求められての返書。5月3日の日付はあるが、年が不明 (天和2年か?)。桐葉は、天和年間当時は木示<もくじ>であった。そしてこの書簡の宛先も木示となっていることから、天和年間のものと推定されている。