芭蕉db

許六宛書簡

(元禄5年10月25日 芭蕉49歳)

 

書簡集年表Who'sWho/basho


辱拝見、先日終日御草臥、御噂申候*。五枚見事に被成被下、是又人々にとらせ、表具可為致候*。晦日御入来、待入存候。廿九日少隙入不定之事御座候間、御延引被成可被下候*。 其後御書捨にても被成候様に□致、乍去書捨少々奉頼候。拙者も何にても書置候而可御目候。先以宗波戸を入候て、御絵一入に相見え、忝がりに而御座候*
一、池のかも、等類がましき事御座候間、御用捨可成候*。残念。猶晦日貴面*。以上
 
     廿五日
 
許六様                        ばせを

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  許六との急速な接近を示す書簡一通。許六にとって芭蕉は俳諧の師であったが、芭蕉にとっては許六が絵の師匠であった。この芸術の交歓が表現された手紙でもある。