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再びめぐり来る春に梅の香が匂っています。しかし、あなたの御子息の死は過去のこと、それが昔という時間の中に閉じ込められていくのは何とつらい一字でありましょうか。 業平の歌「月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身一つはもとの身にして」(『古今集』)が、芭蕉の意識下にあるか?