芭蕉db
 

足洗うてつひ明けやすき丸寝かな

(芭蕉庵真蹟拾遺)

(あしあろうて ついあけやすき まるねかな)

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 貞亨5年夏。『笈の小文』の終点須磨明石にて。

足洗うてつひ明けやすき丸寝かな

 旅の宿について、足を洗い、疲れにまかせて旅姿のままごろんと横になり、うとうとしたと思ったらもう夜が明ける。夏の夜の短さ。