芭蕉db

五月雨に隠れぬものや瀬田の橋

(阿羅野)

(さみだれに かくれぬものや せたのはし)

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 貞亨5年夏。『笈の小文』の旅中、大津での嘱目吟。

五月雨に隠れぬものや瀬田の橋

 五月雨に降り込められて何もかもぼうと霞んでいる。その中で瀬田の大橋だけはさすがにどっしりと立っているのである。


大津市瀬田唐橋公園の句碑と・・・


美しい瀬田の唐橋。いずれも牛久市森田武さん提供