芭蕉db
呑み明けて花生にせん二升樽
(蕉翁全伝)
(のみあけて はないけにせん にしょうだる)
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元禄4年、48歳。『蕉翁全伝』他によれば、尾張の門人から酒と木曽のウド、茶が送られてきたので門人一同に呼びかけて句会を開いたとあるが記録は無い。
呑み明けて花生にせん二升樽
おいしい酒が二升樽に入って届けられた。これをみんなで飲み干して空いた樽を花入れ(花瓶)にしよう。はずんだ心持が伝わってくる。