芭蕉db
荻の穂や頭をつかむ羅生門
(蕉翁句集草稿)
(おぎのほや かしらをつかむ らしょうもん)
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元禄4年秋。京都での作。
荻の穂や頭をつかむ羅生門
羅生門付近を通ろうとしたら荻の穂に頭をつかまえられた。オギの穂が幽玄な想いを誘い、そこから羅生門にまつわる一連の鬼女説話に通路が開かれていく。
ところで、荻はススキによく似た穂を持つイネ科の植物。葦の一種。水分の多い場所を好み群生する。高さ1.5メートル。