芭蕉db

たんだすめ住めば都ぞ今日の月

(続山井)

(たんだすめ すめばみやこぞ きょうのつき)

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 寛文7年、24歳の中身も外身も若い作。

たんだすめ住めば都ぞ今日の月

 住めば都というが、八月十五夜の月はただただ澄めばこそ素晴らしい。だから澄めば都だ。くだらない言葉遊び。
 ところで「たんだすめ」は「ただ澄め」、「ただ住め」とをかけ、加えて当時流行のはやり歌に同じような歌詞でもあったのではないかと考えられているがその歌の方は不明。