芭蕉db

三ケ月や朝顔の夕べ蕾むらん

(真蹟短冊)

(みかづきや あさがおのゆうべ つぼむらん)

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 天和2年、芭蕉39歳の作。この年10句が記録されている。

三ケ月や朝顔の夕べ蕾むらん

 朝顔は朝開くのだが、その準備として蕾を前日の夕方に付ける。それと同じように、今宵の三日月は満月の蕾を用意しているのであろう。意味のよくとれない句であるが・・。