芭蕉db
名月はふたつ過ぎても瀬田の月
(西の雲)
(めいげつは ふたつすぎても せたのつき)
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元禄4年閏8月18日。支考・珍碩・楚江らと石山寺に参詣し、瀬田川に舟を浮べて宵待ちの月を愛でた。
名月はふたつ過ぎても瀬田の月
今宵18日の月もなかなか素晴らしい。今年は二回も仲秋の名月を見たというのに。
この年は、めずらしく八月に閏月があった。したがって八月十五夜も2回あったわけで風流人士達にとっては堪らない機会だったに違いない。