芭蕉db

霰まじる帷子雪は小紋かな

伊賀上野 宗房

(続山井)

(あられまじる かたびらゆきは こもんかな)

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 寛文7年、24歳の若い作。

霰まじる帷子雪は小紋かな

  帷子<かたびら>は單衣ものの布のこと、帷子雪は薄くて大きな雪片のこと。小紋は細かな文様の織物のこと。あとは読んで字の如し。帷子から小紋に言葉を掛けただけの他愛のない句。