芭蕉db
琴箱や古物店の背戸の菊
(住吉物語)
(ことばこや ふるものだなの せどのきく)
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元禄6年秋。『蕉翁句集』は元禄4年とする。
琴箱や古物店の背戸の菊
琴の箱を売っている骨董屋がある。その裏口には菊が咲いている。ふと通りすがりに見た何の変哲もない情景を詠みとってしまう芭蕉のすごさ。「背戸」は裏戸、裏口のこと。