芭蕉db
折々は酢になる菊の肴かな
(真蹟自画賛)
(おりおりは すになるきくの さかなかな)
折ふし
は酢になる菊の
さかな
な
(泊船集)
(おりふしは すになるきくの さかなかな)
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元禄4年秋。
折々は酢になる菊の肴かな
画讃。菊の花は高貴な花だが、それでいてしばしば酢の物にされて食べられてしまう。そのおいしさはなによりの肴である。菊のそそとした美しさとそれが食用であることの不釣合いに俳諧がある。