芭蕉db
     堅田祥瑞寺にて

朝茶飲む僧静かなり菊の花

(芭蕉盥/俳諧芭蕉盥)

(あさちゃのむ そうしずかなり きくのはな)

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 元禄4年、44歳。元禄3年の可能性もある。『芭蕉盥』では、「堅田祥瑞寺にて」とあるから、堅田で詠んだもの。

朝茶飲む僧静かなり菊の花

 ここ堅田の祥瑞寺。住職が庭に面して朝茶を飲んでいる。その視線の先には菊の花。実に静寂でにおいやかな世界である。


大津市本堅田祥端寺境内の句碑と・・・


祥端寺鐘楼。いずれも、牛久市森田武さん提供