芭蕉db
   恕水子別墅にて即興

籠り居て木の実草の実拾はばや

(後の旅)

(こもりいて きのみくさのみ ひろわばや)

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 元禄2年9月4日。『奥の細道』旅中、大垣藩家老戸田恕水下屋敷にて。

籠り居て木の実草の実拾はばや

 のどかななここ恕水の別墅、ここにしばらく籠って木の実や草の実を拾いながら隠棲できたらすばらしいのだが。恕水の別墅を誉める挨拶吟。


岐阜県大垣市円通寺にある句碑(牛久市森田武さん提供)


恕水子:Who'sWho参照。ここに「子」は敬称。