芭蕉db
枝ぶりの日ごとに変る芙蓉かな
(おくれ馳集)
(えだぶりの ひごとにかわる ふようかな)
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元禄2年秋。画賛。
草芙蓉の花
枝ぶりの日ごとに変る芙蓉かな
芙蓉を描いた画の讃とされている。一説に美人画の自画讃との説もあるが、その画は残っていない。木芙蓉であれば、この花は、朝咲いて夕方には萎んで落ちてしまう。木の下の方から咲き始めて段々上の方に上っていくのである。その動きが「日ごとに変る」の意であろう。
また美人画であれば、どんな意味をこめたものか???