芭蕉db

千鳥立ち更け行く初夜の日枝颪

（己が光）

（ちどりたち ふけゆくしょやの ひえおろし）

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　元禄3年師走。京都で。画讃の句といわれている。

千鳥立ち更け行く初夜の日枝颪
　日枝は比叡山のこと。初夜は、戌の刻（午後9時ごろ）。千鳥が飛び立っていった後に比叡颪が吹き始めた。夜ふけるにつれてその風が強くなっていく。