芭蕉db
花見にと指す船遅し柳原
(炭俵)
(はなみにと さすふねおそし やなぎはら)
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元禄7年。柳原にあった藤堂玄虎亭での挨拶吟。柳原は、筋違橋と浅草橋の間の神田川に面した地域。ここから川を行き来する花見の船を眺めながら詠んだ嘱目吟。
花見にと指す船遅し柳原
柳原からみる花見の川舟はいかにもゆったりと行き来している。春の日長の時間の間延びしたような流れ。