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芭蕉db
(真蹟懐紙)
(こだいさす やなぎすずしや あまがいえ)
西浜
小鯛插す柳涼しや海士が妻
(こだいさす やなぎすずしや あまがつま)
(曾良書留)
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諸説があるが『曾良書留』に従えば元禄2年7月12日。『奥の細道』旅中、越後西頸城郡にて。歩行中の浜辺での嘱目吟か、実際漁師の家に入ったか不明。
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小鯛插す柳涼しや海士が家
『曾良書留』からみると「海士が妻」となっているので、漁師の女房が亭主の釣ってきた新鮮な小鯛を柳の枝に挿していた、つまり鰓を開いて口から鰓に柳の枝を貫通させて一聯の串刺しにしていたのであろう。これを漁師の軒先にでも吊るして乾燥させて売ったのかもしれない
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金沢市金石本龍寺境内の句碑(森田武さん提供)
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