芭蕉db
秋風の吹けども青し栗の毬
(木がらし)
(あきかぜの ふけどもあおし くりのいが)
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元禄4年秋とすれば、未だ上方か江戸下向の途中吟ということになるが、作句芭蕉は不明。
秋風の吹けども青し栗の毬
秋風はものみな紅色に染めていく風のことである。すでに秋風が立って四囲の植物は皆その葉を紅葉させているというのに栗のイガばかりが真っ青になっていてなんと面白いことだろう。この面白さは必ずしも成功していない。
青い栗 茨城県笠間市「芸術の森」で