芭蕉db
ちくこ
(生年不詳)
大垣蕉門の一人。如行の直弟子。鍛冶屋。芭蕉は『奥の細道』の旅に疲れた体を大垣の如行亭で休めていたが、このとき竹戸は按摩の労をとった。この誠意に感動した芭蕉は、竹戸に旅で使った紙衾を『紙衾の記』とともに与えた。
首出してはつ雪見ばや此衾 (『猿蓑』)
元日や置どころなき猫の五器 (『續猿蓑』)