ふじや ろせん
(〜寛保3年8月23日没)
Who'sWho/年表/basho
名古屋蕉門の一人。澤氏。通称藤屋市郎右衛門。伊賀友生村の出身で若いときに名古屋に出て、渡辺家の婿養子となり数珠商として財をなした。季吟の門下であったが、元禄4年蕉門に入る。芭蕉の死後、宝永3年剃髪して諸国行脚を始め、蕉門拡大に腐心した。
粟ぬかや庭に片よる今朝の秋 (『續猿蓑』)
柿包む日和もなしやむら時雨 (『續猿蓑』)