D41
鶯の海むいてなくすまの浦
目次へ
鶯の海むいてなくすまの浦
卯七
初ハ
鶯も海むいてなく
也。野坡曰 、
鶯も
とあたらんハおもかるべし。やはり
鶯の
といハん。去來尤なりと同じてあらたむ。丈草曰、のといひて風情は侍れど、やはりたしかに
鶯も
といはんかた勝るべしと也。