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應々といへどたゝくや雪のかど

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   應々といへどたゝくや雪のかど       去來

丈艸曰、此句不易にして流行のたゞ中を得たり*。支考曰、いかにしてかく安き筋よりハ入らるゝや*。正秀曰、たゞ先師の聞たまハざるを恨るのミ*。曲翠曰、句の善悪をいハず、當時作セん人を覺えず*。其角曰、眞ノ雪門也*。 許六曰、尤好句也。いまだ十分ならず*。露川曰、五文字妙也*。去來曰、人々の評又おのおの其位よりいづ。此句ハ先師遷化の冬の句也。その比同門の人々も難しと、おもへり。今ハ自他ともに此場にとゞまらず*