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鶯の啼て見たればなかれたか
起ざまに眞そつとながし鹿の足
干鮭となるなる行や油づゝ

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   鶯の啼て見たればなかれたか
   
起ざまに眞そつとながし鹿の足     杜若
   
干鮭となるなる行や油づゝ        雪芝

去來曰、伊賀の連衆にあだなる風あり。是先師の一體也。遷化の後益々おほし。如此の類也。其無智なるにハ及がたし*。支考曰 、いがの句或ハさしてもなき句ハ有れ共、いや成ルハ一句もなし。いがの連衆ハ上手也*