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芭蕉db
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笈の小文
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(熱田神宮)
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熱田御修覆*
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(とぎなおす かがみもきよし ゆきのはな)
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表紙 年表
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磨なをす鏡も清し雪の花
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この鏡は言うまでもなく熱田神宮の神鏡。改修なった神宮では鏡も真新しく輝いていた。ところでこの日名古屋は雪であったのかどうかは分からない。雪の後の快晴の暖かな陽気で、雪に反射する日の光が神殿の奥まで届いて神鏡を照らし出していると見るのも一興ではないか。
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熱田御修覆:<あつたみしゅうぶく>と読む。熱田神宮の修復工事。熱田神宮は、日本武尊<やまとたけるのみこと>をまつる。『野ざらし紀行』の時には荒れ果てていた。