芭蕉db

許六宛書簡

(元禄5年12月25日? 芭蕉49歳)

書簡集年表Who'sWho/basho


辱拝見、先日終日御草臥御噂申候*。五枚見事に被成被*、是又人々にとらせ、表具可為致*。晦日御入来待入存候*。廿九日少隙入不定之事御座候間、御延引被成可下候*。其後ご□捨□も被成候様に□致、乍去書捨少々奉頼候*。拙者も何にても書置候而、可御目*。先以宗波戸を入候て、御絵一入に相見え忝かり候而御座候*
一 池のかも等類がましき事御座候間、御用捨可成候*。残念□。猶晦日貴面*。 以上
廿五日
許六様                                  はせを

 許六に宛てた書簡。許六に画を教えられている模様。年末の面会予定の変更なども知らせている。また、追伸では許六の句の批評も記されている。