(元禄7年6月28日 芭蕉51歳)
書簡集/年表/Who'sWho/basho
膳所の義仲寺から彦根の許六に宛てた書簡。 断簡の写しで前部を大幅に欠いている。
申進候程くにも無二御座一候:誤字。「程く」は「程の句」で、<もうししんじそうろうほどのくにもござなくそうろう>。下に書き出す句は報告するほどのものでもないが、の意 か?謙遜であって自信作である。
殊之外草臥候之条、先筆を留申候:<ことのほかくたびれそうろうのじょう、まずふでをとどめもうしそうろう>と読む。疲れたのでこの辺で筆を擱きます、の意。